南海トラフ巨大地震などに備えようと防災・減災に向けた講演会が22日、松山市若草町の市総合福祉センターであった。熊本地震に関し講師で、なみの高原やすらぎ交流館(熊本県阿蘇市)館長の望月克哉さん(40)は、自助や共助の重要性などを訴えた。
 東日本大震災の避難者らでつくるNPO法人「えひめ311」などが主催。市民ら約25人が参加した。
 自らも被災した望月さんは、地震直後から交流館を住民の自主避難所や炊き出し会場とし、道路やガソリンスタンドの状況といった生活情報を発信した体験を紹介した。